6月27日より、企画展展示室にて「神々の微笑・日本文化の根源を求めて 小灘一紀 古事記絵画展」を開催いたしております。

 

 

 

 

 

出雲神話のふる里、山陰地方で育った小灘先生は、20年前より日本人のルーツである神話の世界を描き続けてきました。

 

今回の展覧会も、古事記の神話世界を描いた作品を中心に展示しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

天地のはじまり、創世記から始まり、

 

 

 

 

 

 

 

伊耶那岐命(イザナギノミコト)

 

 

 

 

須佐之男命(スサノオノミコト)

 

 

 

 

倭建命〈ヤマトタケルノミコト〉

 

 

 

 

といった聞き覚えのある神々に加え、

 

 

伊豆では馴染みの深い大室山に祀られている石長比売命(イワナガヒメノミコト)、富士山の木花之佐久夜毘売命(コノハナサクヤビメノミコト)のお姿も。

 

 

 

 

 

 

光がより強く輝くときには、闇もまた濃くなり、その逆もまたしかり。

まるでその世界を理(ことわり)を描いたかのような、明暗の対比が印象的な小灘絵画の神話世界。

 

 

 

 

 

 

日本人の根源である神話の神々の、現代人と同じように、命を寿ぎ、歓喜し、悲しみ、苦悩するその姿が、幻想的にこのうえなく美しく描かれています。

これらの大作の前に立ち、しばし対峙すると、古代から現代までの命の繋がりを尊ぶ感情、日本人であることの歓びを寿ぎたい気持ちが湧き起こります。

 

 

 

 

 

 

 

古事記の世界を描いた作品には、小灘夫人、禮子さん執筆による古事記の物語も添えられています。ゆっくりお時間をかけてお楽しみいただけることでしょう。

 

是非、私たち日本人の根源を求める旅へ、お出かけください。