2024年11月は、サルヴァドール・ダリの作品です。
「天空の象」 1971年 エッチング・オフセット 82.7×67.6㎝
現在、この作品は当館収蔵庫にあります。今後、当館で行うテーマに沿った企画展で紹介していきます。

 

サルヴァドール・ダリ(1904-1989)

スペイン、フィゲラス生まれ。シュルレアリスムの奇才。早くから画才をあらわし、また数々の奇行と奇異な風貌で人々を驚かせた。1926年マドリッドの国立美術学校を放校処分となる。1929年、シュルレアリスム運動に参加するが1934年ブルトンと対立、除名される。「偏執狂的批判方法」に基づく独自のシュルレアリスムの画境をうちだす。1948年スペインのポルト・リガトに定住し、妻ガラをモデルにした作品をローマ法王に帰依、神秘主義の傾向を強める。代表作にぐにゃりと溶けた時計の「記憶の固執」や、「メイ・ウェストの唇ソファ」等がある。