2024年3月は、ピエール・オーギュスト・ルノアールの作品です。
「カーニュ風景」 1913年 油彩 47.0×61.5㎝
現在、この作品は常設展展示室に展示中です。

 

1841~1919年 フランス、リモージュ生まれ。初め陶器の絵付け職人として働いた後、パリに出てグレールの画塾に学ぶ。そこでモネ、シスレーらと友情を結び、バルビゾン村で製作、印象派の中心的な画家として活躍した。その後、古典主義的手法の追求がつづき〈厳格の時代〉と称する明確な形態と寒色の作風に転じた。しかし1890年以後、再び〈虹の時代〉に変わり、健康で豊満な裸婦と甘美な花を晩年まで制作し続け、これらの表現に「生きる歓び」を仮託した。