2024年9月は、佐原和行の作品です。
「秋に遊ぶ」 1992年 和紙に透明水彩 145.5×224.2㎝
現在、この作品は当館収蔵庫にあります。今後、当館で行うテーマに沿った企画展で紹介していきます。

 

佐原和行(1946-2006)

愛知県生まれ。愛知教育大学美術科絵画教室卒業。1982年水彩連盟会員となる。1970年、東京芸術大学院油画専攻修了。佐原の描く水彩(みずゑ)は、健康で平和な家庭の愛に包まれた子供たちの四季折々を描いた。花、蝶、鳩、猫、金魚、鯉のぼり、花火など、身の回りのごくありふれた親しみのあるものに囲まれた彼らを題材とし、ロマンティックな動画的な世界をくりひろげていった。水彩絵の具を何重にも重ねる独特の技法で、水彩画を油絵や日本画の域にまで高めている。1993年、当館にて「みずゑ・佐原和行の世界」展が開催された。