2025年8月は、山内滋夫の作品です。
「夏は来ぬ」 2014年 アクリル・キャンバス 65.2×65.2㎝
現在、この作品は当館収蔵庫にあります。今後、当館で行うテーマに沿った企画展で紹介していきます。

 

 

山内 滋夫(1947年-)

 

大阪府、堺市生まれ。山内滋夫は大阪府出身。高校卒業後、祖父で日本の洋画界を代表する画家のひとり、里見勝蔵の厳しい指導のもと、画家修業に励んだ。25歳で渡仏しパリ国立美術学校を経て、ベルナール・ロルジュに師事する。約5年間の滞仏生活において、西洋美術の根底にあるリアリズムを肌で感じ、厳格な造形思考を学ぶ。また同時に、日本の伝統絵画の装飾性にも強い関心を持つ。帰国後は、西洋の理知的な造形思考と東洋の美意識の融合を目指し、独自の絵画表現を切り拓いていった。その大胆にして斬新な表現は、高い評価を得て現在に至っている。2023年、当館にて「山内滋夫展 艸木蟲魚図」を開催。