2024年2月は、栗原一郎の作品です。
「街の女」 1994年 油彩 164.5×132.9㎝
現在、この作品は当館収蔵庫にあります。今後、当館で行うテーマに沿った企画展で紹介していきます。

 

 

1939~2020年 東京都・福生市生まれ。

1961年武蔵野美術大学西洋画科卒業。終戦後、米軍の基地となった福生の街での生活、米軍機の離着陸の騒音、青い眼の将兵と真っ赤な唇の女たちとの人間模様、音と色の匂いの混じり合いが、彼の原風景となる。女たちや、物言わぬものたちの孤独と不安と哀愁が、研ぎ澄まされた無彩色の空間にて表現される。1995年12月から1996年2月まで当館にて「栗原一郎の世界」展を開催した。