- 2025.10.01
今月の1枚(2025年10月)
2025年10月は、前島秀章の作品です。
「白うさぎ」 2012年 木彫 31.0×21.0×25.0㎝
現在、この作品は当館収蔵庫にあります。今後、当館で行うテーマに沿った企画展で紹介していきます。
前島 秀章(1939年-)
日本を代表する木彫作家の一人。静岡県静岡市生まれ。修学旅行で訪れた京都の蓮華王院で、並んでいる仏像を見た途端に感動で体が震え涙がこぼれ、木彫を自分の生涯の仕事することを決意。。以後、アカデミズムとは一線を引き、独学で木彫り作品の制作をはじめた。人間の喜怒哀楽をみつめる温かな視点から生まれる作品たちは独自の芸術を確立している。1977年ニューヨークで個展を開催。のちにパリでの展示や、六大都市をはじめ全国各地で個展を開催。老若男女問わず幅広い層から愛される作品を制作している。2000年尊崇するダライラマ法王の静岡での講演では、歓迎委員長を務める。2023年、当館にて「―時空を超えた木彫り芸術―前島秀章展」を開催。